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大豆はテストステロン値をさげるのか?を科学的に説明

大豆は筋肉増加に向かないと耳にしたことがあると思います。今回はその理由を説明します。

さきに結論をいうとそんなことありません。実際僕は大豆中心の生活で着々と筋肉をつけてますので正真正銘ホントです。

では、さっそく説明していきます。

植物性エストロゲンがじゃまをする?

あなたもご存知かと思いますが、大豆にはイソフラボンがふくまれています。そして、イソフラボンのなかに植物性エストロゲンというものがあります。

この植物性エストロゲンは、性ホルモンであるエストロゲンとテストステロンに作用します。

ちなみにエストロゲンとは女性ホルモンの象徴とされているホルモンのことで、女性の場合、排卵期に分泌量が増加します。

ボンやらゲンやらでよくわからないので、言いたいことをまとめますと、「植物性エストロゲンがテストステロンを殺す」というのが筋肥大に向かないといわれている由縁です。

「大豆がテストステロン値をさげる」は科学的に否定されている

しかし、2001年の日本で発表された論文によると、豆乳を1日1杯半、8週間飲んでも、対照群とくらべてテストステロンのレベルに統計的な影響はなかったとされています。

2007年の研究では、若い男性を以下、4つのグループに分けて研究を行いました。

  1. 濃縮大豆
  2. 分離大豆
  3. 分離大豆と乳清のブレンド
  4. 乳清ブレンド

12週間後、総テストステロンと遊離テストステロン、および除脂肪体重の増加は、すべてのグループで同程度でした。つまり、ほぼ変わらないということです。

さらに、2006年に行われた50歳以上の高齢男性を対象とした3ヶ月間の研究でも、同様の結果が得られています。

ということでご安心ください。大豆ガンガン食べてOKです!

摂り過ぎには注意

すみません、はしゃぎすぎました。とりすぎは注意してください。

ラットに体重1kgあたり20ミリグラムのイソフラボンを摂取させたところ、血漿(けっしょう)中のテストステロンが対照群に比べて35%低下したという研究結果があります。

ただ、体重約80kgの男性に換算すると1日に豆乳45.5杯分に相当するのでそこまで気にする必要はありません。

それでも心配なら、生の大豆よりも、植物性エストロゲンの含有量が少ない発酵大豆や豆腐がおすすめです。

僕の場合、納豆をほぼ毎日たべています。

おわりに

メディアが「大豆が体に悪い!」とか主張しているのはいわゆるポジトークです。企業は利益優先でうごいていることを忘れないでください。

もし、メディアのいうことが本当なら、5か月豆乳生活してきた僕は確実に病気になっているはずです・・・

つい先日健康診断にいきましたが、視力以外はオールAだったのでむしろ抜群に健康です。特に腸の調子が快調です。

僕たちは、古来から、みそ、しょうゆ、納豆など大豆中心の生活をおくってきたのです。いまや肉好きのアメリカ人でさえ「Soy diet!」といって肉離れしている人がふえています。

「Veggie Burgers」といって植物性ハンバーガーもあらわれてきています。

少し話がそれましたが、豆乳をプロテインがわりに飲めば食物繊維もたっぷりとれて腸もすこぶるよくなります。

大豆でタンパク質をとるのは最高に良い選択なのです。ぜひ、あなたも大豆ライフで彫像のような美しいボディを手に入れてください。